日曜日、京都観世会館へ能観劇。12時半の開演から能3つ、狂言1つ、仕舞2つ。終わったのは18時で途中15分休憩が2回あるものの、ぶっ通し5時間半。そうなるとさすがに、途中笛や太鼓の音が心地よい居眠りを誘うこともありまして、ずっと座っているだけでもなかなか大変です…。

どうしたら、眠くならないか。

物語や台詞の意味が分かっていれば現代劇と変わらず、楽しめることに気が付きました。
お能はセリフが古い言葉なのと、独特の歌い方なので、耳から聞いただけでは何と言っているのか、意味がわからないことも多い。
歌舞伎へは行っても能へ行くのに「能は難しい」と感じ二の足を踏む方の多くが、耳からの聞く言葉が難しくわかり辛いことによると思います。
一度、たまたま持っていた教本を膝に置いて鑑賞中に文字を追ったら、物語や台詞が追えて、最後まで楽しめました。それからは必ず、教本を用意して、文字を追いながら鑑賞することにしました。気が付くと、会場内にそういった風に教本を片手に鑑賞していらっしゃる方がいらっしゃる。特に一番正面の特等席を陣取っていらっしゃる方などはそんな風に楽しんでいらっしゃるようでした。

教本とはこんな本です

大きいサイズの教本だと、2000円以上しますが、中身は全く同じで小さなモレスキンと同じのサイズ880円のものもあります。(残念ながら小さいサイズはAmazonでは販売していないようです。会場の販売でぜひ)教本はそのまま、謡のお稽古のテキストになります。

教本だと、読みにくいので、能を習うつもりがない方には対訳付きの解説書もおすすめです。将来的には会場で外国語の公演の時のようにテロップがでるようになるといいなぁと思ったりします。

観劇のおもひで

思い出はたいてい捨てられないたちで、特に熱い思いで握りしめたチケットなんかは絶対捨てられない。なので、みうらじゅんさんのエロスクラップ的チケットスクラップに。

平成30年第三回林定期能 @京都観世会館

清経(きよつね)河村和晃
楊貴妃(ようきひ)田茂井廣道
雷電(らいでん)松野浩行

清経の笛がものすごく上手だった。楊貴妃はやはり役者が女性だといいと思ってしまった。雷電の地謡(バックコーラス)が迫力があってすごく好き。

追記

じつは京都観世会館でも近々テロップが出るようになるのだそうだ。しかし、私の師は「テロップや謡本に頼らず、内容が分からくてもその場の空気を感じてほしい」とのこと。