2月3連休に、沼津市役所のKさんの紹介で、高槻の自宅から車で1時間ほどの京都府にある道の駅「みなみやましろ村」の運営をされている森本さんを訪ねた。道の駅の周辺に茶畑が広がる。

京都のお茶といえば、宇治茶、と誰もが思っている。
しかし、宇治市の茶園面積は80haほどであり、実際に宇治の茶園で作られた茶葉は非常に少なく、市場に出回る宇治茶とは、以下の条件に満たしたうえで京都府茶協同組合が認定したお茶である。

宇治茶(うじちゃ)は、京都府・奈良県・滋賀県・三重県の4府県産茶を、京都府内業者が京都府内において、京都府南部の宇治地域に由来する製法により仕上加工したもの(ただし京都府内産を優先する)。

現在、京都府内における「宇治茶」の主な産地は、相楽郡和束町・南山城村、綴喜郡宇治田原町などの周辺地域。今回訪れた南山城村は、京都府内における宇治茶の一大産地なのである。しかし、南山城村は全国的な知名度は低く、宇治はもちろん、お隣の和束町(わづかちょう)よりも1番茶の値段が千円ほど違ってしまうという。そのような状況で高齢化の進む茶農家が続けていけないのは静岡と同じである。南山城村で生まれ、南山城村の村役場に勤めていた森本さんは、役場を辞め、道の駅を拠点とした南山城村のお茶を独自ブランドとして売り出すべく活動している。

道の駅らしく野菜などの農産品の並ぶ隣で、緑茶、紅茶のオリジナルパッケージのお茶はもちろん、ペットボトル茶、道の駅の工房内のファクトリーで焼き上げるむら茶パウンドケーキ、地元の高校生が開発した商品や、訪れたのがバレンタインデー前ということでオレンジピールを抹茶チョコでコーティングしたチョコ商品など様々な商品展開をされていて驚いた。

また、館内では飲食もでき、抹茶ソフトクリームや茶そば、茶飯などのお茶を原料としたラインナップが味わえ、連休中ということもあってか駐車場が満車になるほど人で賑わっていた。今までは南山城村でアルバイト先がなかったという地元の高校生がレストランや工房でも働いている姿が見られた。

道の駅は4月15日で1周年を迎える。森本さんによれば、「まだまだこれから」だそうだが、今後は道の駅を飛び出し、百貨店の催事場などでの出店も増えそうだという。

静岡の方にお話を伺うと「ブランド力では宇治茶にはかなわない」といわれる方が多い。しかし、森本さんは、静岡茶は静岡の茶葉であり、県以下、すべての地域の静岡茶を(平等に)盛り上げようと頑張っている点を高く評価されていた。

  • 静岡茶 – 静岡県内産茶葉を100%使用したもの。
  • 静岡茶ブレンド – 最終加工地が静岡県で、静岡県内産茶葉を50%以上100%未満使用したもの(配合比率を表示すること)。他県産、海外産の茶葉も使用される

<参考サイト>
道の駅お茶の京都 みなみやましろ村
(おあがりやす)お茶・米、地元食材ふんだんに|朝日新聞デジタル