友人に安藝悟さんという新聞記者いて、彼は自作の作品を自分で読むという音読ライブという活動をしています。

第一印象は真面目で文学青年を地を行く風貌。(往々にして人の第一印象はあてにならない)それでも「エロいものもお書きになる」という安藝さんに私も東京の文芸仲間とエロについて探求した過去があったので気安い感じで作品を読ませていただく。ところが、安藝さんの作品と自分の書いたものはエロとはいってもまったく別ものでした。(わたしのはただのポルノだった)言葉が色や形や香りを持って迫ってくるような正確で繊細で豊かな描写力に驚き、読者である私自身が言葉に遊ばれる感じにハマりました。

その時の衝撃は凄まじいもので、こんな下手な自分が書いているなんて恥ずかしくてもうライターとか物書きだなんて辞めよう、と思ったくらいです(それでも下手なりに生きる道はあるはずだからとこうしてつらつら書かせてもらっていますが)

そんな経緯があり、ぜひ静岡でもと私がお願いして安藝さんの「音読ライブ」というイベントを企画することになったのがきっかけで、現在に至るまで音読というものが文学であると、文学であるべきだと、それが文学だと認められるために自分はどうなってもいい、という安藝さんの文学に対する純度の高い熱量に動かされる形でお手伝いさせていただいてます。

<サイトがオープンしました> 安藝悟