下田に渡邉一夫さんという方がいらっしゃる。
お目にかかったことはまだない。でもかなりあってみたい人のひとり。
K Design Officeを運営しながら10年以上もフリーペーパー「下田的遊戯」を作り続けている。以下、下田的遊戯50号で渡邉さんが書かれた記事。


3ヶ月に1度発行しているフリーペーパー「下田的遊戯」の創刊は2005年です。
私は2004年に故郷・下田にUターンし、街中に飲食店を開業しました。自分一人でも何か町にアクションを起こせるのではないか、シャッター通りと呼ばれた町でお店を持てば、他にも同じようにお店を持つ若者が現れるのではないか、そういった思いからのスタートでした。多くの方からの応援もあり、お店も最初から順調にいっていたのですが、1年経った時に聞いた信じられない一言が、実は「下田的遊戯」をスタートさせるきっかけになりました。それは地元タクシー運転手が観光客に言ったある一言からでした。
「ペリーロードになんか行っても、あそこには何もないよ……」。
ペリーロードといえば、下田の街中ではメインのスポットです(添付の表紙写真がペリーロードです)。ペリー艦隊が行進した史実があったり、レトロな建物が点在し、柳の木が揺れ、ちょっと立ち寄る喫茶店はセンスに溢れています。
そのようなスポットを「何もない」と言ってしまう人がいて、なおかつ、それが観光客を相手に商売をしているタクシー運転手というのが何とも悲しかった。他にも、地元に暮らす人たちが自分たちが住む町の良さに気づいていない。そんな現実を解消できないかと思って始めたのが「下田的遊戯」です。
東京の大学で建築を学んだ私は、もちろん出版社での経験もありませんし、取材の経験もありませんでした。ですが、誰かに頼むこともできないし、自らが行動をしないと満足しない性分なので、下手でもいいから始めようと、第1号は実費で発行しました。
基本的な内容は下田の住民も意外と知らない下田の魅力。
日々暮らしていると、同じところを行くばかりで、以外と行動範囲は決まってしまうものです。誌面で自分の暮らす町が素敵に紹介されていたら、行きたくなるのではないか…
そのような観点で下田の魅力を紹介し続けました。気づいたら50号です。12年という月日が経ちました。

下田的遊戯を読んだ方からは「新しい発見があった」、「行ってみたら良いところだったよ」、「あの店のメニュー美味しかった」など、色々な感想をいただき、発行をする糧となっています。また、この下田的遊戯がきっかけで今の仕事が成り立っていると言っても過言ではありません。一つの町を見続けることの重要性、一つの町をいかに輝かせるかを問い続ける重要性を感じます。今は、下田市だけではなく、他の市町の仕事もするようになったことで知見が広がり、さらに町の課題解決を意識するようになりました。様々なプロジェクトに関わらせていただき、今後も町に対して、自分ができることをしていきたいと思います。
ここまで書いて下田的遊戯50号という記念号ですが、いつも通り下田の魅力を伝える特集をしています。だって、自分ごとの記念をお祭り騒ぎするのは恥ずかしいので。。汗
ですが、下田的遊戯というフリーペーパーがどのように発行されているかを知っていただきたいと、この節目に書かせていただきました。今後もどうぞご愛読よろしくお願いします。
最後に。
「無料で配布して大丈夫?」、「やっていけるの?」とよく心配されますが、下田的遊戯に掲載している広告を見てください。広告の事業者さんたちは長い間、下田的遊戯に賛同していただいている方々ばかりです。事業者さんたちは下田的遊戯のファンでもあります。この広告不況の中でもおつきあいしてくださっています。この事業者さんがいないと下田的遊戯は発行を続けていけないので、下田的遊戯をご愛読していただいてる皆様、ぜひ、掲載の事業者さんをご利用ください。(笑)最後になってしまいましたが、発行当初からコラムを担当してくれている同級生の西川、ライターの山田真由美さん(Table TOMATO店主)、素敵な下田の写真を提供してくれている野口正さん、美しい絵を提供してくれているラスさん、これまで協力してくれた全ての方々、愛読者の皆さん、下田的遊戯に関わる全ての皆様、本当にありがとうございます。これからも目指せ100号?とまで行けるかわかりませんが、回を重ねていきたいと思います。
下田的遊戯50号は今週の金曜日から配布します。どうぞよろしくお願いします。

長文読んでくださった方ありがとうございました。

下田的遊戯編集長 渡邉


渡邉さんはizu peninsulaも運営されており、こちらも読みごたえがある。
竹たのしみまくる下田 や、 下田写真部、の活動も盛り上がってきていてこれからが楽しみな下田。

もう一人、渡し船でしか行けない秘境であるヒリゾ浜。全国からダイバーが訪れる場所。そのヒリゾ浜秘境ブームの火付け役の船長高野克宏さんも想像を超える努力をされている方である。

渡し船運航時期には毎朝、浜の様子を伝える。運行か欠航かだけでなく、潮の流れとか温度、ヒリゾ浜の状態がよくなければ、ほかの浜を勧めたりもされる。そして、徹底的な清掃活動。さらに、秘境に詳細な浜の様子や行き方、楽しみ方を掲載する中木へいこうよ!

そして、ヒリゾにもやはり、ものすごくいけてるフリーペーパーがある。

やはり、金儲けがないと続けられないが、「金もうけでしょ」と透けて見えてしまうのはいけない。東京への憧れではなく地元が一番素晴らしいという信念があり、地域への揺るぎない愛がある。その愛に感染して人が集まってくる。

また別に紹介したいが沼津にも新しい風を吹かす人がいる。
彼らは30~40代。これからもっと伊豆が楽しくなるはず。