先日、静岡県茶業協会から静岡ティーリポーターを委嘱していただいた。
せっかくなら、全く新しい切り口でお茶を紹介したい。
かねてから注目していた緑茶の美容効果について取り上げていきたい。

ティーリポーターという職務権限を最大限活用し、緑茶研究の第一人者でいらっしゃる静岡県立大学の中村順行先生の研究室にお邪魔させていただいた。

先生の口から次々と飛び出す化学式にあたふた。
メモをしようとして何度も聞き返す私。先生がメモ帳に書いてくださる。
それでも、化学式が読めないので結局一般向けの分かりやすい資料まで頂く。理系の知識は高校2年生から退行の一途を辿っている。

お茶のことを本当に面白くてたまらない様子でお話になる中村先生。
奥深い世界だなと改めて感じた。

そんな先生が「24節気や72候に合わせたお茶の俳句と一緒にお茶を紹介をしてはいかがだろう」と提案してくださった。(私に理系的センスがないのを見抜かれ、文系分野でのテーマ選択してくださった)

七十二候(しちじゅうにこう)とは、古代中国で考案された季節を表す方式のひとつ。二十四節気をさらに約5日ずつの3つに分けた期間のこと

実は、雑誌「毎日が発見」に掲載したいと思った企画だが結局24節気の企画ではなく別のお茶の連載をされているため、ぜひあなたがやってみたらいい、とのこと。

その時はそのまま終わったのだが、取材の数日後、牧之原の大鐘家まで紫陽花を観にいくと雨に打たれる半夏生に出会った。
半夏生は24節気をさらに3つに分けた72候の一つ。
この花が咲くまでには田植えを終わらせなくてはならなったという。

24節気や72候に合わせた俳句とお茶(さらにはそれに合ったお茶菓子)を紹介した記事があったら、私だってかなり読んでみたい。しかし、実際に自分が書くとなるとなかなか自分の教養が付いていかず、もう少し参考文献を当たりながら試行錯誤して取り組んでいきたいと思う。

中村教授のお話は、「毎日が発見」の連載「日本茶の時間です」でも拝見可能。
お茶からは脱線するが、「毎日が発見」は50歳を過ぎてからの大人の女性が「『いまがいちばん輝いてる!いまがいちばん楽しい』と思える」(毎日が発見WEBサイトから引用)ライフスタイル誌。
多くの先輩方のお会いすると、人生は40代、50代からが楽しいと必ず仰る。岐阜で離れて暮らす実母も60代後半だが、子育てや介護から解放され、今が花とばかりに人生を謳歌している。そう思うと38の私はまだまだ謳歌できる身分ではない。その世界に行ける日を楽しみに、この1年、この1か月、この1週間、今日1日を誠実に精進していくほかない。

そうそう、母は最近俳句を始めたそうだ。

母が大鐘家の紫陽花を観て詠んだ歌。
俳句の先生から花丸を頂いただけあって、
なかなか素敵。

紫陽花園
色とりどりの
傘開く